ビッグデータをビジネスでどう活用していくか?
 

【参考文献1
ビッグデータとはインターネットとIT技術の進化によって生まれた多様なデータを扱う仕組みです。 ネット上で取り上げられている企業の中には、Googleのような検索と無料アプリケーションを使って蓄積したデータを基に広告ビジネスを行っています。Facebookも膨大な会員データを基盤として広告などのソフトウェア販売などで収益を上げています。さらに、Amazonや楽天などのネット通販では会員データ、購買履歴、サイト内での顧客の動きなどのデータを使って、「購買情報」を提示することで、会員個々に購買意欲を高めています。
しかし、『わが社はWeb事業者でも電子商取引のようなビジネスをしてないから「ビッグデータ」はあまり関係ない』と思われるかもしれません。 身近には、コンビニとかスーパーに並べられた商品群のデータを店員さんが常時タブレットを手にして収集しているのを目にしています。あれは、商品の補充だけでなく、将来の販売企画にも利用するためです。他にも、ファッション通販ZOZOTOWN、メルカリの中古品の出品、トリバゴで理想のホテル検索、工具通販 MonotaRO(モノタロウ)のようなネット通販等々があります。
このように考えていくと私たちの周辺には数多くのデータで溢れかえっているのが現状です。貴社には過去から持っている"顧客情報"があります。その中から自社のビジネスに“何を選んで何に使うか”を明確にすれば、即、自社のビジネスにそれが生かされるのです。決して特別の知識とかスキルを必要としません。

【参考文献2

技術が進歩したおかげで、データ分析ツールは顧客行動や生活者の関心を目に見える形で提供してくれる。しかし、この有用なツールが、すべての意思決定をしてくれるわけではない。
データをビジネスに活用するためには
(1) どんなデータを収集するのかを決定する
(2)計画」「実行」「検証」「改善」を繰り返す「PDCAサイクル」のうち、計画または仮説を立てる
(3) 検証の結果を見て改善策を考える
さらに、
(4) 全体をまきこむ強い組織が必要なのだ。

日本経済新聞社編