ISOの有効性を確実にする内部監査チェックリスト(見本) 

ISO9001:2015規格

9.2  内部監査 

9.2.2 組織は,次に示す事項を行わなければならない。

a) 頻度,方法,責任,計画要求事項及び報告を含む,監査プログラムの計画,確立,実施及び維持。監査プログラムは,関
連するプロセスの重要性,組織に影響を及ぼす変更,及び前回までの監査の結果を考慮に入れなければならない。

ISO14001:2015 規格

9.2  内部監査 

9.2.2  内部監査プログラム 

内部監査プログラムを確立するとき,組織は,関連するプロセスの環境上の重要性,組織に影響を及ぼす変更及び前回までの監査の結果を考慮に入れなければならない。 

(プロセスアプローチ監査用)
 
 
 
 

(組織に影響を及ぼす変更監査用)

項番

規格要求事項

4.4

 Q

g) これらのプロセスの意図した結果の達成を確実にするために必要な変更を実施する。

5.3

Q

QMSへの変更を計画し,実施する場合には,QMS完全に整っている状態に維持することを確実にする。

6.1.2

E

組織は,現在及び関連する過去の活動,製品及びサービス,計画した又は新規の開発,並びに新規の又は変更された活動,製品及びサービスに関係するインプット及びアウトプット(意図するか意図しないかにかかわらず)を考慮に入れる。

6.3

Q

組織がQMSの変更の必要性を決定したとき,その変更は,計画的な方法で行わなければならない。

組織は,次の事項を考慮しなければならない。

a) 変更の目的,及びそれによって起こり得る結果

b) 品質マネジメントシステムの完全に整っている状態integrity

c) 資源の利用可能性

7.4.2

E

a) 必要に応じて,EMSの変更を含め,環境マネジメントシステムに関連する情報について,組織の種々の階層及び機能間で内部コミュニケーションを行う。

7.5.3

Q/E

文書化した情報の管理に当たって,組織は,該当する場合には,必ず,次の行動に取り組まなければならない。c) 変更の管理(例えば,版の管理)

8.1

Q/E

組織は,計画した変更を管理し,意図しない変更によって生じた結果をレビューし,必要に応じて,有害な影響を緩和する処置をとらなければならない

8.2.1

Q

b)引合い,契約又は注文の処理。これらの変更を含む

8.2.4

Q

製品及びサービスに関する求事項が変更されたときには,組織は,関連する文書化した情報を変更することを確実にしなければならない。また,変更後の要求事項が,関連する人々に理解されていることを確実にしなければならない。

8.3.6

Q

組織は,要求事項への適合に悪影響を及ぼさないことを確実にするために必要な程度まで,製品及びサービスの設計・開発の間又はそれ以降に行われた変更を識別し,レビューし,管理しなければならない。

組織は,次の事項に関する文書化した情報を保持しなければならない。

a) 設計・開発の変更

c) 変更の許可

8.5.6

Q

組織は,製造又はサービス提供に関する変更を,要求事項への継続的な適合を確実にするために必要な程度まで,レビューし,管理しなければならない。

組織は,変更のレビューの結果,変更を正式に許可した人(又は人々)及びレビューから生じた必要な処置を記載した,文書化した情報を保持しなければならない。

9.2.2

Q/E

内部監査プログラムを確立するとき,組織は,関連するプロセスの環境上の重要性,組織に影響を及ぼす変更及び前回までの監査の結果を考慮に入れなければならない。

9.3.3

Q/E

マネジメントレビューからのアウトプットには、以下を含む。

MSが引き続き適切、妥当、かつ有効であること

に関する結論

一継続的改善の機会に関する決定

EMSのあらゆる変更の必要性

一目的が達成されていない場合の処置

一他の事業プロセスへのEMSの統合を改善するための機会

一組織の戦略的な方向性に関連する事項

青い字体はISO14001:2015です  Qは品質 Eは環境

(リスク及び機会への取組み監査用) 

要求事項

チェック項目(質問事項)

回答内容(メモ)

判定

What

どんな問題が起きているのか?

なにが問題なのか?

 

 

When

いつ起きたのか?

継続して起きているのか?

 

 

Where

どの部署で起きているのか?

どんな場面で起きているのか?

 

 

Who

問題の原因となっている人物は?

問題に関わっているチームは?

 

 

Why

なぜその問題が起きているのか?

 

 

How

どうやって解決するのか?

 

 

(システム監査用)

項番

要求事項

チェックポイント

4.1

組織及びその状況の理解

・当社の内部、外部の課題は決まっているか確認する。

課題には、当社に影響を与え得る又は当社の影響を受け得る環境状況を含んでいるか確認する。

4.2

利害関係者のニーズ及び期待の理解

利害関係者のニーズと、その中で順守義務となるものは決まっているか確認

する。。

4.3

マネジメントシステムの適用範囲の決定

4.1の課題4.2の要求事項を考慮した適用範囲になっているか確認する。

4.4

マネジメントシステム及びそのプロセス

・リスクベースを基本にしたプロセスアプローチを採用しているか確認する。

品質/環境パフォーマンスの向上に取り組むようになっているか確認する。

5.1

5.1.1

リーダーシップ及びコミットメント 一般

・既存の業務システムとの二重構造を避けISOと統合しているか確認する。

・MSの有効性に関する説明責任が重要視されているか確認する。

5.1.2

顧客重視

・顧客重視の有効性評価が実施されているか確認する。

5.2

社長方針

(品質方針)

(環境方針)

・環境パフォーマンスの向上を目指した方針か確認する。

MSの継続的改善により品質/環境パフォーマンスを向上させるようになっているか確認する。

当社が順守義務を満たすことへのコミットメントが決められているか確認する。

汚染の予防、及び当社の状況に固有なその他の事項を含む、環境保護に対す

るコミットメントを含まれているか確認する。

5.3

組織の役割、責任及び権限

・社長は,次の事項に対して,責任及び権限を割り当ててあるか確認する。

①この規格の要求事項に適合することを確実にする。

②プロセスが、意図したアウトプットを引き渡していることを確実にする。

③品質/環境マネジメントシステムのパフォーマンス,改善の機会,及び変更

又は変革の必要性を報告する。特にトップマネジメントに報告する。

④会社全体にわたって,顧客重視を促進することを確実にする。

⑤マネジメントシステムの変更を計画し,実施する場合には, “完全に整っ

ている状態(「integrity」に なっているか。